「図書館の学校」夏号はジブラルタルの図書館

2024年07月09日

マイティブック代表のまついきみこ連載「世界の図書館」が掲載されている図書館振興財団の季刊誌2024年夏号が発売されました。連載第49回はジブラルタルのイギリスの駐屯地図書館です。  

ジブラルタルという国

世界にはいろいろな目的で作られた図書館がありますが、イギリスの軍港としての歴史を持つジブラルタルの図書館は軍事情報を集約するために設立された図書館です。英語の名称はThe Gibraltar Garrison LibraryでGarrisonは駐屯地という意味。兵士たちの憩いの場や社交場としても活用されていたそうです。現在は、ジブラルタル大学のキャンパスになっていますが、建物や家具など当時の社交界的な面影を見ることができます。

映画に出てきそうな優雅な図書館の階段です。木に覆われて外観の写真が撮れずちょっと残念。図書館の隣には、1801年からジブラルタルで新聞を発行しているジブラルタルクロニクルの旧オフィスがあります。イケメン図書館スタッフが案内してくれました。


冊子のご購入希望の方は下記図書館振興財団サイトからお問い合わせをお願いいたします。

今回は図書館以外の見どころ紹介

今回のジブラルタル訪問にはもうひとつのワクワクがありました。ジブラルタルはスペインから入国するのですが、飛行場を横切らないといけないのです。飛行場を歩いて隣国に渡るなんて!他の国にはないんですよ。この写真が撮りたかった!

スペインの先端に現れるイギリス。すごい不思議です。ジョンレノンとオノヨーコが結婚式を挙げた場所だったり、ジブラルタルでは猿が大切にされていて、イギリス陸軍では猿の管理や世話をする部署があるとか。図書館も国も興味深い!

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