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Bologna Children's Book Fair 2006(ボローニャ児童図書展 2006年3月27日(月)〜30日(木))に行ってきました!

3月27日から4月4日まで、イタリア&フランスに出張に出かけました。
今回の出張は、いつもの仕入れや商談ではなくちょっと特別なもの。
それは、メインの目的がイタリアボローニャで開催された「ボローニャ児童書籍フェア」への参加だったことです。

ボローニャ児童書展会場だ!

ボローニャへは
大学都市として有名





ブックフェア会場への行き方
ここがボローニャ駅
(こんなバスに乗る)
バスチケットはここで
(駅を出て右側)ボローニャ駅の内
(チケットはここで並んで買う)



とにかく広い展示場
(会場パンフはこちらから)

全世界から集まった、イラストレーターが自分の連絡先をピンナップしていく掲示板。林るいさんのイラストとマイティブックの連絡先ももちろん掲示。





会場で記念写真、パチリ

おすすめ絵本の
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松井はなぜこのボローニャに行ったのでしょうか?
@ 出張と称して、イタリアでうまいワインと料理を食するため
A 仕事がうまくいかず、現実からの逃避行。
B 世界の絵本の状況視察と新しいアイデアを求めて

正解 B
ただし@もちょこっと正解。だってトスカーナのワインと料理は最高に旨いです。
今回は、キャンティでのアグリツーリズムのインスペクションもできました。このお宿はお部屋もユニークで厨房も充実、次回は是非泊まってみたいものです。


このフェアは子どもの本専門の国際見本市で、1964年からもう40年以上も開催されています。今年も100カ国からの絵本専門の出版社が自慢の本を引っさげて版権の商談などを行っていました。また、この会期にあわせて、世界中から子どもや絵本の専門家が集まるわけですから、さまざまな講演会やイベントが行われます。世界中の子どもの本の関係者による、文化交流の場としても、注目のブックフェアなのです。
最近はIT技術の発達で、日本にいても、いろんな国の出版社サイトにおじゃまして、本についての情報をGETすることができます。でも、世界的な流行や、興味のある本全部を取り寄せることは不可能で非効率。そんなとき、コンタクトしていたフランスの出版社の担当がボローニャならいろいろ本を見ることができるよと、アドバイスをくれました。
「ボローニャかあ、、。」正直、マイティーブックは利益に直接結びつかない出張に経費を捻出できるほど、ゆとりのある台所ではありません。迷いましたが、イタリアのリボルノにあるパートナー・シラベ社のジュリアちゃんが、「ボローニャはここからでも2時間でいけるから一緒にいこうよ!」とさらにお誘いをうけました。マイティブックの絵本も2年目を迎え、新しいアイデアとネタの仕入れに出かけてみよう、きっと「これも何かの縁」と思い出発することに決めたのです。

松井がボローニャ児童図書展に行く途中で最初のハプニングは?
@ 飛行機内でいきなり、商談が始まったこと
A 会場に行くまでのバスを間違え迷子になったこと
B 財布を掏られて、途方にくれたこと

正解@ 
Aは帰りのバスで。フェア会場から出るバスすべてが、駅に戻ると思い間違えてしまいました。Bはフィレンツエ駅で私たちの見送りにきてくれた知人が不幸にもやられてしまいました。私の荷物を電車に運び込む手伝いをしている最中に、一瞬でカバンを開けられ、財布を取られてしまったのです。幸い、現金は小額でカードはすぐに停止してもらったと後で連絡を受けホッとしましたが、他人事ではなかったです。やっぱりカードの番号や連絡先などは控えておかないと駄目ですね。


さあ、1年半ぶりのヨーロッパ。エールフランスで早朝パリ到着し、ボローニャ行きの便に乗り継ぎです。早朝7時発なのですが、どうもフランスで今話題になっている若者雇用の法改正に反対する国民的ストライキの影響で、キャンセル便が続出し空港が混乱している様子。
ゲートで待つ間も、フランス語のアナウンスが流れるたびに、周囲がザワザワと慌てます、意味のわからない私はドキドキ。
都合でブックフェアの会期に1日遅れているし、今日の午後からアポも入っているし、「飛ばなかったらどうしよう。」とドキドキ。飛行機に乗り込めたときには、ホッと一息でした。
機内ではスーツを着た男性が、隣に座っていました。彼がいきなり絵本を読み始めたので「これは関係者だ!間違いない」と声をかけるとピンポン♪。
相手は、「いやあ、男が絵本で気持ち悪かったでしょ!」と英語も通じ、和やかなムードで会話が始まりました。彼はフランスの出版社の方で、昨日の便でフェアに行く予定がフライトキャンセルになってしまい、この便へ振り替えになったそうです。
後席にも同じ事情の友人がたくさん乗っているとのことでした。今日は普通に飛んでくれて良かったです。
そして、その後、彼はカバンから本を取り出し、機中2時間のプレゼンを受けました。こんな凄いヤル気のフランス人は始めてかもしれません。でももしかしたら、会場内がすべてこの熱気?ちょっとすごいかも、とまたドキドキでした。


 
 

<ボローニャフェア会場への行き方>
鉄道のボローニャ駅より路線バス10番、25番、38番でフェア会場へ10分。 ボローニャ中心部からは、路線バス10番、38番で15分。 ボローニャの空港からシャトルバスも出ていました。

 

路線バスのチケットは乗る前に購入します。私は、ボローニャ駅(写真@)を出て右側のatcチケット売り場(写真A)で購入、片道1ユーロです。乗り場所はまた少し分かりにくいのですが、駅の反対側になります。イタリアのことなので、いつ何時変更するかもしれませんが、会期中はたくさんの人が会場に行くので、それらしい人に「ディ ブックフェア?」と聞いてみるとよいですね。
フィレンツエからボローニャまでのアクセス 鉄道を使えば、以外と便利です。ボローニャとフィレンツエの間は約1時間、ユーロスターが1時間に1本くらいで出ています。ボローニャの駅の切符売り場(写真B)で「ディ フィレンツエ ウノ」と言えばOK!片道13.17ユーロ(1st は18.59ユーロ)です。

 



会場で印象に残ったところは?
@ 日本の出版社
A オランダの出版社
B トイレの数

正解A
やっぱり「ミッフィ」を生んだ国は夢のあるディスプレイで見事でした。@の日本も違った意味で印象的。漫画は世界の漫画ですね。Bのトイレの数ですが、会場の面積に比べるとちょっと少ないような、、。


会場はとても広く、ここに全部子どもの本が詰まっている!と思うとウキウキ。でもこの中で、世界中の子どものハートをGETする1冊を出版したいという、私の野望がくじけそうになるのを感じました。会場のカタログで数えてみたら、アルゼンチンからべネゼエラまで、62カ国参加企業は1083社、ライバル!多すぎです!
しかし、商談の予約を入れている出版社の担当者や、合間のコーヒータイムに知り合う人たちと会話をしていると、ライバルとういうより、子どもの未来、世界中の子どもたちの幸せを真剣に考える同士として、とても頼もしく感じました。
そして、国によって、本の特徴や売りが少しずつ違うのも印象的です。フランスやベルギーには文学的な日本人好みのセンスのよい絵本が多く、イギリスには飛び出す絵本や図鑑が充実、カナダはスポーツやアクティビティのタイトルが並び、それぞれの国らしさが現れていました。日本からブース出展している出版社の多くはマンガの売り込みで、ブースのディスプレイにちょっと違和感を覚えるものの、ビジネスの場として売れ筋を前面に出しているという訳なんですね。
その中で、一番印象に残ったのがオランダの統一感のあるエリアでした。通常、各出版社個々でブースがディスプレイされているので、国としてのアピール度は低いのですが、オランダは数社がまとまり、統一したオレンジのサインボードとチューリップのデコレーションでセンスよく集まり全体の存在感をアピールしていました。
ブースを個々の商談の場だけに留めず、オランダ全体の絵本感を表現する、ブランド・マーケティング戦略は、やっぱり商人の国オランダ人。マーケティングの目の付け所が違う、と関心してしまいました。世界へ情報発信する場として、日本も見習いところ、と(ブースも出展していないのに)思いました。

  オランダの連帯感あふれる
ブースは印象的
日本の出版社のほとんどはマンガディスプレイ  

会場で感動したことは?
@ 憧れのスエモリブックス代表 末盛千枝子さんにお会いできた。
A 狙っていた本の版権が交渉ができた。
B 日本人がたくさんいた。

正解@  私がマイティブック設立に際のコンセプト作りで多大な影響を受けた会社の代表であり、世界を相手に絵本の分野で活躍されている憧れの女性です。Aは、事前に目を付けていた本があったのですが、すでに版権交渉が、日本の他出版社と交わされているとのことで諦めました。Bの日本人のイラストレーターさんの売り込みもすごかった。同時開催されている、Illustrator's Exhibitionボローニャ国際絵本原画展で日本人はたくさん入選しているし、ブース出展の出版社数も多いほうなので、驚くことでもなかったです。


会場では絵本原画のコンクールとして絵本原画展が開催されています。日本国際児童図書評議会(JBBY)の理事で板橋美術館の館長 松岡きよこさんが選考委員に選ばれており、日本のJBBYの活動も現地で高く評価されていました。
会場で松岡さんをお見かけし、ご挨拶をしてみましたが、イベントの幹事ということで予想どうりの多忙ぶり。名刺を渡すのがやっと、という状況でした。
そして、出かける前にJBBYからご紹介いただいた、末盛千枝子さん。いらっしゃいました。IBBYのブースに!いろいろとお伺いしたいこともあったのに、会場用に作成したマイティブックの本案内をお渡しするだけで、頭の中が真っ白に、何も言えませんでした。めったにお会いする機会のない方なのに、もったいない。今思うと、アホみたいです。でも、一番の感動でした。
全体を歩いて、商談して、、、正直な感想を言えば、確かに本の量はすごかったです。が、世界的に絵本のボーダレス化が進んでいるような印象を受けました。挿絵や装丁にしても、どの国も似たような傾向で、特徴がつかみづらくなっていたように思います。世界を目指す、マイティブックはもっと日本を意識した本作りの必要性があるのでは?と強く感じました。もちろんそれは、日本の民話や昔話というたぐいのものだけでなく、私たち日本人の感性が活かされた本ということです。
これは新たな課題として帰国後の宿題に、、、。そして、机の上やパソコンの中からは得られない闘志?のようなエネルギーで、体も心もハイテンションのまま会期は終了。世界中の子どもたちが喜んで読んでくれるマイティブックの本を、いつかこの世界の絵本が一同に集まるこの場所で紹介するぞ!と誓い会場を後にするのでした。


 
2007年は
4月23日(月)〜26日(木)
来年も会いましょう!

お宿は中間のフィレンツエ
「ボローニャは飯が旨い」とささやかれているので、宿はボローニャにとも思ったのですが、やっぱり私はフィレンツエが好きみたいです。今回も、定宿のピッコロレジデンスアパートに宿泊いたしました。台所つきの素敵なレジデンス、ドーモの中心で大変便利でお薦めです。